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ゲームエンジン騒動 #ゆるノン日記5週目

キノコフ
2025-12-20

JR北海道が冬眠の本能に抗えなくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしだろうか。前の記事では「,.」だった句読点も、今年のぶんのレポートはすべて提出しきったため「、。」の文系モードだ。

さて、冬休みである。なんともタイムリーなことに、今日が冬休みの初日なのだ。そういうわけでNinth Soulのレポジトリを作り、The first commitを…と思ったところで気が付いた。エンジンが、決まっていない。いや、普段なら何も気にせず私がGodotでThe first commitしても誰も気にも留めないだろう。

しかし、だ。世の中のゲーム会社が使っているエンジンは大抵UnityかUnreal Engine、Unityを練習しようという意見があったことを思い出した。もっと言えば私はBevyを使いたい。と、いうことで投票を取ってみた。すると、Bevyが2人、Unityが2人といった具合に人数が真っ二つに割れたのである。そこで、お互いに自分の推しのエンジンをアピールすることとした。

  • エディタもランタイムも軽量
  • Rustネイティブで高速処理にFFIが必要なく、接続口でのバグや煩雑さがない
  • 静的解析が効く
  • CI/CDしやすい
  • 依存関係が少ない
  • FOSS
  • 必要ならエンジンのモジュールを切り離したり、自作モジュールで置き換えたりも可能

さらに言えばECSなのも最高、個人的にはこれがいちばんデカい
疎結合でメモリ効率もいいし、継承の煩雑さを根本的に解決している。
とくに、珍しい特定の状態でのみ発生する処理を作りたいけどそれでクラスが肥大化するのが嫌みたいな時に神

キノコフ

Rustを否定するわけではないということを最初に書いておくよ。
反論的になってしまってゴメンだけど、こっちから懸念していることを言わせてもらうよ。

キノコフが昔、「プロジェクトが潰れてしまう」といっていたことが、逆にBevyにすることで起きそうで心配。

一応、Andyにもプログラミングをやってもらいたいという思いがあるんだけど、RustにするのはAndyにとってはちょっと厳しいかもなと思う。なんで、UnityあるいはGodotにしたほうがいいのではないかと思ってしまう。(ちなみに、俺はUnityに投票しているけど、別にこれはGodotでもおk)

2Dならまだしも、3Dになると、オブジェクトの配置やライティング、カメラワークをGUI(エディタ)で直感的に調整できないのは致命的だと思う。 座標をコードで数値をいじって、コンパイルして確認して…という手探りの作業フローでは、直感的なレベルデザインができないし、開発スピードが圧倒的に落ちてしまうと考える。

確かにRustはいい言語だし、否定はしない。技術力が高く評価されるし、実行速度や設計の美しさのメリットも理解している。けども、俺含め、多少Rustができるメンバーがいる状態じゃとてもじゃないけど1年で完成させることは難しくなってくるんじゃないかなと思う。(というか、Rustに慣れるまでの開発前半はほぼキノコフとtoraっさんが担当することになりそうな未来が見える。)

長文失礼しました。癪に障ったら本当に申し訳ない。こういう懸念もしているんだよってことを理解してほしい。
(個人情報保護のため、一部修正)

9ramme

…ぐうの音も出ない。そういえばxe-nonの公式Twitterを運営してくれている広報のAndyはプログラミングを教える約束でxe-nonに入ったのを忘れていた。C言語が怪しい人にRustを押し付けるとプログラミングが嫌いになってしまうのは想像に難くない。

私のUnityへの好感度は0を突き破ってマイナスなのだが、ここで自我を抑えなければチーフエンジニアの名が廃る。「同票ですがUnity派の意見に分があるのでUnityでいいですか?」と聞いてみたところ、Bevyに投票していたtoraくんもサムズアップしてくれたのでNinth SoulはUnityで開発することとなった。

…だのなんだのと書いているうちに0:10分っすよ(笑) あ~あ、個人開発の辛いとこね、これ。辛いもなにも、今日一日でしたことと言えばゲームエンジンを決めたこと、麻婆茄子を作ったこと、Half-Life 2くらいしかないのであるが。麻婆茄子は美味であった。xe-nonの給料が麻婆茄子で支払われる日も近い。